中2英語 文法 不規則変化の比較 part1

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不規則変化の比較 (good, well)

ここでは「不規則変化の形容詞」という内容を説明していきます。

 

・不規則変化というのはどういうことか?
・これまでとどんな違いが出てくるのか?

 

このあたりに注意をして読み進めて下さい。

 

今回は不規則変化の形容詞ということですが、これまでに比較では「原級」「比較級」「最上級」という3つの形を勉強してきました。

 

このうち「原級」はそのままの形を「as as」の間にはさむだけですから今回は関係ないですが、

 

「比較級」→「er」をつける。
※長い形容詞やlyで終わる副詞の場合には前に「more」をつける。

 

「最上級」→「est」をつける。
※長い形容詞やlyで終わる副詞の場合には前に「most」をつける。

 

というルールで比較級や最上級を作っていきましたね。

 

これらはいわば、きまったルールがあるといえます。
ところが今回説明するものは「不規則」と言っていることからこういった決まったルールがないというものになります。

 

中学1年生の最後に「過去形」の勉強をしました。この時に「規則動詞」と「不規則動詞」が出てきました。

 

規則動詞は動詞の後ろが「ed」という形になるというルールがある動詞だったのに対して、不規則動詞はそれぞれが決まった形の過去形になりましたよね。

 

これと感覚的には似ています。

 

「・・・ということはまた覚えないといけないのか〜」

 

と思うでしょう。
たしかに覚えていくのですが、動詞のようにたくさんはありませんのでそれ程心配はいりません。

不規則変化の形容詞 〜比較級〜

それでは具体的にどんなものがあるのかを紹介します。

 

<不規則変化の形容詞>
意味  原級 比較級  最上級
よい  good - better - best
うまい
上手な

 

よく  well - better - best
うまく
上手に

 

多くの many - more - most
(数えられる)

 

多くの much - more - most
(数えられない)

 

悪い  bad - worse - worst

 

病気の ill - worse - worst

 

 

上に挙げたものを知っていれば中学生ならまず問題ないでしょう。
特に「good」と「well」は必須です。

 

その下の「many」と「much」もそれなりの頻度で出されます。

 

さらにその下の「bad」と「ill」は中学生としてはかなりつっこんだものだと思いますので、余裕があれば覚えておきましょう。

 

まずは上から2つずつで「good」と「well」は確実に覚えてくださいね。それではこれらを使った例文を見てみましょう。

 

例)
「This car is better than that one.」
(この車はあの車よりもよい

 

この文の「better」は元々は「good」です。次の文が元になっています。

 

「This car is good.」
(この車はよい)

 

元はこの文だったのですが、その後ろに「あの車よりも」という内容を続ける場合には、「〜よりも」という内容を続けることになるので「比較級」を使います。

 

比較級は「〜er than …」ですが、ここでは「good」の比較級を考えます。

 

このときに「good」は「better」という不規則変化をするのでこの形にして、その後ろに「than以下」をつなげます。

 

「あの車」は「that one」となっているのはもう大丈夫ですね。

 

最初に「this car」となっているので後半でも「that car」とするとしつこくなるから、このようなときには「that one」のように「one」という代名詞を使ったのですね。

 

このようにして出来上がった文が例文になります。

 

「This car is better than that one.」
(この車はあの車よりもよい

 

この考え方は最上級になっても同じです。次に最上級の例文を見てみましょう。

不規則変化の形容詞 〜最上級〜

例)
「He can play tennis the best in his class.」
(彼はクラスで一番上手にテニスができます)

 

この文の「best」の元の形は「good」と「well」のどちらか分かりますか?

 

日本語の訳し方を考えれば分かります。ここでは「上手に」と訳していますね。

 

「good」 → (よい、うまい、上手な)
「well」  → (よく、うまく、上手に)

 

このように覚えておきましょう。

 

ここで挙げた例文も最上級にする前にはどんな形だったかというとこうでした。

 

「He can play tennis well.」
(彼は上手にテニスができます)

 

この文に「クラスで一番」という意味を加えたくなりました。「一番」なので「最上級」です。

 

「最上級」は「the 〜est of(in) …」ですが、「well」の最上級は「est」をつけるのではなく、「best」になるので「best」を使っています。

 

その後ろは「クラスで」と「範囲」をあらわす言葉がくるのでinがきています。

 

「He can play tennis the best in his class.」
(彼はクラスで一番上手にテニスができます)

 

この2つの形容詞は必ず覚えておきましょう。

 

<不規則変化の形容詞>
意味  原級 比較級  最上級
よい  good - better - best
うまい
上手な

 

よく  well - better - best
うまく
上手に

 

続きは不規則動詞の比較 part2で説明をしていきます。




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