練習問題 不定詞の形容詞的用法 part2
次の日本文にあう英文になるようにカッコ内の語を並べかえて英文を完成させなさい。
(1) 彼らは何か温かい飲み物を欲しがっています。
( want, hot, drink, they, to, something )
(2) ロンドンには訪れる場所がたくさんあります。
( places, London, lot, in, of, are, to, there, a, visit )
解答・解説(1)
(1) 彼らは何か温かい飲み物を欲しがっています。
( want, hot, drink, they, to, something )
さぁ、次も同じように考えてみましょう。
「彼らは / 何か温かい飲み物を / 欲しがっています」
↓
「彼らは / 欲しがっています / 何か温かい飲み物を」
↓
「彼らは」 → 「They」
「欲しがっています」 → 「want」
「何か温かい飲み物を」 → 「something hot to drink」
↓
「They want something hot to drink.」
↓
完成
さて、どうでしょう。
ここでのポイントはもちろん「何か温かい飲み物」という部分です。
覚えていますか?
「何か飲み物」
→「something to drink」
「何か温かい飲み物」
→「something hot to drink」
この言い方をまずは覚えてしまいましょう。
そうすればあとは単語を変えるだけで色々な言い方ができるようになります。
正解)
「They want something hot to drink.」
(彼らは何か温かい飲み物を欲しがっています)
解答・解説(2)
(2) ロンドンには訪れる場所がたくさんあります。
( places, London, lot, in, of, are, to, there, a, visit )
次の問題です。
この問題は少しだけこれまでと変えて考えます。
形容詞的用法はある意味3つの用法の中で英文の直訳と自然な日本語訳が一番ちがってしまいます。この問題でも上の日本文は自然な日本語ですよね。しかし英語で作った文を直訳すると次のようになります。
「ロンドンには訪れるためのたくさんの場所があります」
「訪れる場所がたくさん」
↓
「訪れるためのたくさんの場所」
この部分が違ってきます。
この違いに慣れてしまえば難しくないのですが、そうでないとどうやって英語にすればよいのか困ってしまいます。
ですからまずは“直訳ではどうなるのだろう”と考えて日本文をつくり、次にその直訳の日本文を英語にしていくようにすると分かりやすくなるかもしれません。ここでは今作った直訳の日本語をもとに英語の文を考えていきます。
「ロンドンには / 訪れるための / たくさんの場所が / あります」
↓
「あります / たくさんの場所が / 訪れるための / ロンドンには」
↓
「あります」 → 「There are」
「たくさんの場所が」 → 「a lot of places」
「訪れるための」 → 「to visit」
「ロンドンには」 → 「in London」
↓
「There are / a lot of places / to visit / in London.」
↓
「There are a lot of places to visit in London.」
↓
完成
形容詞的用法でよく出されるのが「○○がたくさん」というパターンです。
この言い方が出てきたら、
「○○がたくさん」
↓
「たくさんの○○」
と考え直してください。また、「〜があります」というのもよく出されます。
ここでは「There are」を使う問題でしたが、「私には○○がたくさんあります」のようなパターンでは「私はたくさんの○○をもっています」と考えましょう。
例)
「私にはしなければならない仕事がたくさんあります」
↓ 英語の直訳では
「私はするためのたくさんの仕事を持っている」
↓
「私は持っている / たくさんの仕事を / するための」
↓
「I have / a lot of work / to do.」
↓
「I have a lot of work to do.」
このように考えると分かりやすくないですか?
正解)
「There are a lot of places to visit in London.」
(ロンドンには訪れる場所がたくさんあります)