中2英語の文法 不定詞の副詞的用法 part2
前回の不定詞の副詞的用法part1では副詞的用法の意味と訳し方、文の作り方などの説明をしました。
今回は日本語から英語に変えていく英作文を実際に考え方の説明をしながら解き進めていってみましょう。
副詞的用法の英作文
次の日本文を英語に直すとどうなるでしょう?
「彼は上手なテニスの選手になるために一生懸命練習しました」
いっけんすると長くて難しそうですね。> <
しかし上で話したことも含めて次のように分解して考えてみてください。
「彼は上手なテニスの選手になるために一生懸命練習しました」
↓ カタマリで切る
「彼は / 上手なテニスの選手に / なるために / 一生懸命 / 練習しました」
↓ 英語の順番に並べかえる
「彼は / 練習しました / 一生懸命 / なるために / 上手なテニスの選手に」
↓ 英単語におきかえていく
「He / practiced / hard / to be / a good tennis player.」
↓
「He practiced hard to be a good tennis player.」
どうですか?
おそらく難しいと感じるところがあるとしたら次のところでしょう。
たぶんこのどれかだと思います。
スラッシュの切り方がよく分からない。
スラッシュの切り方は基本的には“意味のまとまり”になります。
しかしこれも多少の慣れが必要ですから、このやり方を常に意識して、違ったら修正していくということをくり返していけばできるようになります。
単語が分からない。
また、単語は知っていればいるほど当然有利です。
知らなければテストでは不利です。
できるだけ出てきた単語は覚えていくようにしましょう。
ある程度以上単語を覚えていないと英語のテストの点数は上がりません。
例えば数学で
「数字を覚えていないんだけど、どうやったら数学のテストで点数がよくなるかな?」
と言っているようなものです。
数字を覚えていないで数学のテストの点数が伸びるわけはありませんよね。
a を入れ忘れる。
そして、最後の「a, an, the」という冠詞といいますが、これは最初はどうしても忘れてしまいます。
「図書館へ行く」というのを英語にするときにも、
「え〜と、図書館はlibraryで、行くはgo」
のように日本語に書いてある語にしか目が行かなくなりがちです。
でもその時に、
「あれ、そういえばlibraryは建物の名前だから名詞だ、この名詞にはaとかtheはつけなくてもいいのかな?」
と一歩立ち止まるクセをつける。とにかく意識をするということが大切です。
これは中1のときに習った三単現のSでもよく経験していることだと思います。
「え〜と、ここでは三単現のSは必要ないのかな?」
と考えるクセをつけていないとしょっちゅう忘れてしまいます。
まぁ、今回は不定詞の副詞的用法の説明のはずが、英語全般にいえることもたくさんふれました。
今回お話したことはとても大切なところになりますので、一度読んだだけではおそらく頭には残らないと思いますので、もう一度読んで下さい。
必ず英語の勉強に役立つと思いますよ^^