比較級とは?
さて、それでは比較級の説明をしていきます。
比較級というのは2つのものを比べて「AはBよりも〜」という時に使うもので、英語での形は次のようになります。
<比較級>
形 :「〜er than ・・・」
意味:「・・・よりも〜」
例文:「I am taller than you.」
(私はあなたよりも背が高い)
このように「AはBよりも〜」という言い方になるのが比較級というものです。他にも例文を挙げてみましょう。
例文)
「He is older than I.」
(彼は私よりも年上です)
※「古い」と訳さないように注意。
「This pencil is longer than that one.」
(この鉛筆はあの鉛筆よりも長い)
※「one」は前に出た同じ種類のものを指すので、ここでは「pencil」を表しています。
そしてもう一つ説明しておかないといけないのが「erのつけ方」です。これは次のようなルールになります。
比較級のerのつけ方
<比較級のerのつけ方>
1.そのままerをつける。
tall → taller
2.eで終わるときにはrだけをつける。
large → larger
3.「短母音+子音字」で終わるときは子音字を重ねてerをつける。
big → bigger
4.「子音字+y」で終わるときにはyをiに変えてerをつける。
happy → happier
こういうルールがあります。
「短母音」というのは中学1年生の「現在進行形」で説明していますし、「子音字」というのは中学1年生の「三単現のSのつけ方」で説明しているので参考にしてください。
比較級の否定文と疑問文、答え方
否定文や疑問文ですが、特別なことはありません。この文の中ではbe動詞が使われていますよね?
ですからこれまでのbe動詞のルールと同じように考えればOKです。上で挙げた例文をそれぞれ否定文と疑問文に変えてみましょう。
例1)
肯定文:「He is older than I.」
(彼は私よりも年上です)
否定文:「He isn't older than I.」
(彼は私よりも年上ではありません)
疑問文:「Is he older than I?」
(彼は私よりも年上ですか)
答え方:「Yes, he is. / No, he isn't.」
(はいそうです/ いいえ違います)
例2)
肯定文:「This pencil is longer than that one.」
(この鉛筆はあの鉛筆よりも長いです)
否定文:「This pencil isn't longer than that one.」
(この鉛筆はあの鉛筆より長くありません)
疑問文:「Is this pencil longer than that one?」
(この鉛筆はあの鉛筆よりも長いですか)
答え方:「Yes, it is. / No, it isn't.」
(はいそうです / いいえ違います)
このように考えるので特に難しくはないですよね?
比較級の基本はここまでですが、まだ他にもルールがあります。
次に比較級の2つ目のお話として「長い形容詞の場合」があります。このときは少し違った決まりがあるのですが、これは比較の比較級 part2で説明しています。