動名詞の基本の練習問題
1.次のカッコに適語を入れて正しい内容の文にしなさい。
動名詞というのは動詞の語尾に( )をつけて、意味が( )となる形をいいます。
この意味は不定詞の( )と同じなので、基本的には不定詞と書きかえることができます。
2.次の2つの文が同じ意味を表す文になるようにカッコに適語を入れて文を完成させなさい。
(1) You like to watch TV.
=You like ( ) TV.
(2) Kouhei began to study English late at night.
=Kouhei began ( ) English late at night.
3.次の日本文を2種類の英語で答えなさい。
(1) 早く起きることは私たちにとって良い。
解答・解説1
それでは動名詞とは(基本編)で説明した「動名詞の基本」の練習問題を解いていきましょう。
1.次のカッコに適語を入れて正しい内容の文にしなさい。
『動名詞というのは動詞の語尾に( )をつけて、意味が( )となる形をいいます。この意味は不定詞の( )と同じなので、基本的には不定詞と書きかえることができます。』
まずは前半部分を見てください。
『動名詞というのは動詞の語尾に( )をつけて、意味が( )となる形をいいます。』
までですが、動名詞の作り方は動詞の語尾に“ing”をつけて「〜ing」という形にするのでしたね。
そして意味は“〜すること”でしたね。では続きを見てみましょう。
『この意味は不定詞の( )と同じなので、基本的には不定詞と書きかえることができます。』
動名詞の「〜すること」という意味は不定詞の「名詞的用法」と同じだったので、不定詞と書きかえることができました。
注意することは、
『動名詞(〜すること) → 不定詞の名詞的用法』
という書きかえはできますが、逆に
『不定詞 → 動名詞』
は必ずしもできませんでした。
これは不定詞には「〜すること」という名詞的用法のほかに、「〜するための」形容詞的用法、「〜するために」副詞的用法というその他の用法(使い方)もあったからです。
つまり動名詞で書いてある文は「〜すること」という意味なので、不定詞に書きかえれば名詞的用法の「〜すること」に書きかえたことになるから問題ないのですが、
不定詞で書いてある文をなんでもかんでも動名詞に書きかえてしまうと、不定詞の中には「〜すること」以外の意味の文もあるので、それは書きかえができないから間違いですよ。
ということです。例えば次のような場合に注意です。
例)
「He went to the library to study.」
(彼は勉強するために図書館へ行きました)
上の文は「〜するために」という意味の副詞的用法の不定詞です。
これは「〜すること」といういみではないので動名詞で書きかえることはできません。
×「He went to the library studying.」
正解)
動名詞というのは動詞の語尾に( ing )をつけて、意味が( すること )となる形をいいます。この意味は不定詞の( 名詞的用法 )と同じなので、基本的には不定詞と書きかえることができます。
解答・解説2−(1)
2.次の2つの文が同じ意味を表す文になるようにカッコに適語を入れて文を完成させなさい。
(1) You like to watch TV.
=You like ( ) TV.
はい、この問題は簡単だと思います。
上の文が不定詞を使った文で、
「あなたはテレビを見るのが(見ることが)好き」
という文です。下の文はこれを動名詞で書きかえれば良いだけなので正解は「watching」ですね。
正解)
You like to watch TV.
=You like ( watching ) TV.
(あなたはテレビを見るのが(見ることが)好きです)
解答・解説2−(2)
(2) Kouhei began to study English late at night.
=Kouhei began ( ) English late at night.
この問題も(1)と全く同じ考え方です。上の文の意味が、
「コウヘイは夜遅く勉強をし始めました(することを始めました)」
なので、ここでも「〜すること」となっています。ですから下の文は動名詞で「studying」とすれば正解です。
正解)
Kouhei began to study English late at night.
=Kouhei began ( studying ) English late at night.
(コウヘイは夜遅く勉強をし始めました(勉強することを始めました))
解答・解説3
3.次の日本文を2種類の英語で答えなさい。
(1) 早く起きることは私たちにとって良い。
さて、最後の問題です。
今度は英作文ですが、これもそんなに難しいことはありません。
まずはいつものようにカタマリごとに分割して考えていきましょう。
「早く起きることは私たちにとって良い(です)」
↓
「早く起きることは / 私たちにとって / 良い / (です)」
↓ 英語の順番に並べかえると
「早く起きることは / (です) / よい / 私たちにとって」
↓ 英語にしていくと
「早く起きることは」 → 「To get up early」
→ 「Getting up early」
どちらも言える。
「です」 → 「is」
「良い」 → 「good」
「私たちにとって」 → 「for us」
↓ これをつなげると
「To get up early is good for us.」
=「Getting up early is good for us.」
このようになります。
この中で「私たちにとって」の「〜にとって」が「for」を使うことが分からないとか、後ろにくる「us」を「we」にしてしまうといったミスがあると思いますので、覚えておきましょう。
また「です」は「is」になります。
主語に不定詞や動名詞がくるときは常に「is」を使います。
「am」は当然としても「are」も使いませんので注意してください。
正解)
「To get up early is good for us.」
=「Getting up early is good for us.」
(早く起きることは私たちにとって良い)