さて、ここではThere is(are)の基本 part1とThere is(are)の基本 part2で練習した内容をふまえて書きかえ問題を練習していきます。
ここで扱う書きかえ問題はよく出題されるパターンですので、最初から解けなくても「そういう問題も出されるのか」という感じでみてもらって良いので確認するという気持ちで読み進めてください。
次の2つの文がほぼ同じ意味になるようにカッコに適語を入れなさい。
1.There are four seasons in a year.
=A year ( ) four seasons.
2.There are seven days in a week.
=A week ( )( )( ).
3.There is a library in our city.
=( )( )( )( )( ).
解答・解説(1)
それでは問題を解いていきましょう。
1. There are four seasons in a year.
=A year ( ) four seasons.
最初の問題です。
まずは上の文の意味を確認すると、
「There are four seasons」 → 「四季があります」
「in a year」 → 「1年の中には」
↓
「1年には4つの季節(四季)があります」
となるのが分かりますね。
次に下の文を見てみると、
「A year」 → 「1年は」
※この「A year」は文の主語となっているので「〜は」と訳します。
「four seasons」 → 「四季」
↓
「1年は四季を( )」
という文になっています。
したがってこのカッコには動詞が入ると分かります。
ここでは「1年は四季を(持っています)」という形で文を作ります。
「A year ( has ) four seasons.」
ここで注意をしたいのが「A year」という主語は三人称単数になるということです。
「have」ではなく「has」となるので気をつけましょう。
正解)
There are four seasons in a year.
=A year ( has ) four seasons.
(1年には四季があります)
解答・解説(2)
2. There are seven days in a week.
=A week ( )( )( ).
さて上の1番の問題は分かりましたか?
1番が分かればこの問題も簡単です。
上の文の意味から確認します。
「There are seven days」 → 「7日あります」
「in a week」 → 「一週間の中には」
↓
「一週間は7日あります」
こういう意味の文です。
では下の文で同じ意味にするにはどうしたらよいのか見てみましょう。
「A week ( )( )( ).」
あれ?
この文の形はどこかで見ましたね。
そうです、1番と同じパターンです。そうなるとこの文の直訳は次のようになると分かります。
「一週間は7日を持っています」
そうです、こうなります。
これを英語にしていけばよいだけです。
「A week ( has )( seven )( days ).」
これが正解です。
ここでも「A week」は三人称単数なので「has」になっていますね。
正解)
There are seven days in a week.
=A week ( has )( seven )( days ).
(一週間は7日あります)
解答・解説(3)
3. There is a library in our city.
=( )( )( )( )( ).
最後の問題です。
ここまで2問見てきましたが同じパターンでした。
この問題も同じ考え方です。まずは上の文の意味を確認しましょう。
「There is a library」 → 「図書館があります」
「in our city」 → 「私たちの市に」
↓
「私たちの市には図書館があります」
こういう意味になっています。
次に下の文ではどうしたら良いでしょう。
もはやカッコしかない問題になっていますが(笑)、分かりますね。
次のように日本文を考えましょう。
「私たちの市には図書館があります」
↓
「私たちの市は図書館を持っています」
↓
「( Our )( city )( has )( a )( library )..」
ここでも「has」が使われていますが、これはよく「have」と間違われます。
『「Our」が「私たちの」ですから複数じゃないですか!』
という質問を受けますが、「has」で間違いありません。
これはどうしてかというと、「Our city」は「私たちの市」ですね。たとえ「私たちの」とついていたとしても「市」は単数です。
もしも「cities」となっていたら複数ということになりますが、ここではそうなっていませんよね。だから三人称単数ということになります。
別の例で説明すると「私たちのお父さん」という場合で考えてみましょう。家族みんなのお父さんという意味で「私たちのお父さん」と言っても「お父さん」は一人です。
「〜の」という語が複数だとしても、その後ろの「お父さん」が単数かどうかということがポイントになるので「私たちのお父さん」、英語では「Our father」は三人称単数ということになります。
正解)
There is a library in our city.
=( Our )( city )( has )( a )( library ).
(私たちの市には図書館があります)