練習問題 There is(are)を使えない場合 part1
解答・解説(1)
さて、以前に「〜があります」という意味を英語で書くときには「There is(are)」を使う場合と使わない場合があるということをお話しました。
ここではその見分けができるかどうかを確認する問題となっていますが少し難しいかもしれないですね。
この問題がすいすい解けたらこの単元はバッチリです。^^
では見ていきましょう。
問題をといていく前にポイントの確認をしておきます。大切なところは「〜がある,いる」というときに「There is(are)」を使うのか使わないのかの判断ができるかです。
「There is(are)」が使える時と使えない時。
<ポイント>
主語についている言葉に注目
・「a, an, 数詞, some, manyなど」 → 「There is(are)」を使える」
・「the, 所有格(〜の)」 → 「使えない」
ここがポイントです。
それでは問題を通して上の内容を確認していきましょう。
1. 私の机の上に2冊の本があります。
この文を分解すると次のようになります。
「私の机の上に / 2冊の本が / あります」
さて3つに区切れましたが、この中で文の主語になっているのはどれでしょう?
正解は「2冊の本が」が主語です。
よく分からなければ上の日本文を次のように言いかえると分かりやすくなるかもしれません。
「2冊の本は / 私の机の上に / あります」
↑
「〜は」は主語
ね、分かりますね!
そうしたら先ほどのポイントを確認します。
<ポイント>
主語についている言葉に注目
・「a, an, 数詞, some, manyなど」 → 「There is(are)」を使える」
・「the, 所有格(〜の)」 → 「使えない」
この「2冊の本は」という主語につく言葉は「2冊の」です。これは「数詞」という数を表す言葉ですね。上のポイントでは「theと所有格」がついていなければ「There is(are)は使えるので、この文は問題ないと分かります。
では英語の文を作ってみましょう。
「私の机の上に / 2冊の本が / あります」
↓ 英語の順番に並べかえると
「あります / 2冊の本が / 私の机の上に」
↓ 英語の単語に変えると
「There are / two books / on my desk.」
↓
「There are two books on my desk.」
これが正解です。
正解)
「There are two books on my desk.」
(私の机の上に2冊の本があります)
解答・解説(2)
2. 私の本は机の上にあります。
はい、次の問題です。
これも同じように考えてみます。
「私の本は机の上にあります」
↓
「私の本は / 机の上に / あります」
このように分解できますね。するとこの文の主語は「私の本は」だと分かります。
この問題では主語についている単語は「私の」になります。
<ポイント>
主語についている言葉に注目
・「a, an, 数詞, some, manyなど」 → 「There is(are)」を使える」
・「the, 所有格(〜の)」 → 「使えない」
このことから、主語の「本」の前に「私の」という所有格がついているこの問題では「There is(are)」が使えないということになります。
そこまでが分かったらあとは文を作るだけです。
「There is(are)」が使えない場合には普通に主語から考えて文を作っていけばよいです。「〜がある,いる」はbe動詞を使うことになります。
「私の本は / 机の上に / あります」
↓ 英語の順番に並べかえると
「私の本は / あります / 机の上に」
↓ 英語の単語にしていくと
「My book / is / on the desk.」
↓
「My book is on the desk.」
これが正解です。
判断の仕方が分かりましたか?
それでは同じように考えて次の2つの問題も解いてみましょう。
正解)
「My book is on the desk.」
(私の本は机の上にあります)