助動詞〜can〜
助動詞のcan
では「can」の説明をしていきます。
助動詞の「can」
意味:「〜することができる」「〜してもよい」
助動詞の後ろは「動詞の原形」といいましたが、canも助動詞なので当然後ろは「動詞の原形」になります。例文を見てください。
例1)
「I can speak English.」
(私は英語を話すことができます)
このように使います。canの後ろには動詞の原形「speak」がきてますね。
これは主語がどんな場合でもいえます。
次の例文を見てください。
例2)
「He can speak English.」
(彼は英語を話すことができます)
主語が「He」になっても「cans」や「speaks」となっていませんね。つまり今までみんなが苦しめられた「三単現のS」を考えなくてもよいということです。
助動詞canの書きかえ
次に「can」の書きかえについてお話します。
この「can」は同じ意味で次のように書きかえることができます。
<canの書きかえ>
「can」
=「be able to」
ここで「be able to」というものが出てきました。
ここで言っている「be」というのはbe動詞のことです。
つまり文の主語によってbe動詞を使い分けることになります。次の例文を見てください。
例3)
「I can swim very fast.」
=「I am able to swim very fast.」
(私はとても速く泳ぐことができます)
この例文では主語が「I」なので「am」が使われていますね。
もしも主語が「He」になったら「is」を使います。
例4)
「He can use the computer very well.」
=「He is able to use the computer very well.」
(彼はとても上手にコンピュータを使うことができます)
書きかえといってもそんなに難しくないですよね?
まずは「can」の書きかえは「be able to」ということを覚えておきましょう。
canの否定文と疑問文
次はcanの否定文と疑問文です。
ここで助動詞に共通のルールがあるので聞いてください。
<助動詞の否定文と疑問文>
否定文:助動詞 + not
疑問文:助動詞を主語の前に出す
これは助動詞に共通のルールです。
次の例文を見てください。
例5)
肯定文:「He can read a book fast.」
(彼は速く本を読むことができます)
否定文:「He can not read a book fast.」
(彼は速く本を読むことができません)
疑問文:「Can he read a book fast?」
(彼は速く本を読むことができますか)
答え方:「Yes, he can. / No, he can not.」
(はいできます / いいえできません)
このようになります。
ちなみに答え方はcanで聞かれたから答えるときにもcanを使って答えるというのもある意味共通のルールといえますが、必ずしも全ての助動詞にいえないので答え方はその都度確認していきますね。
あとは書きかえた「be able to」の否定文や疑問文ですが、これは「be」というのは「be動詞のこと」ですよと言ったことから分かると思います。
つまりbe動詞の文の場合と同じです。
もう分かりますよね?
例6)
肯定文:「He is able to swim fast.」
(彼は速く泳ぐことができます)
否定文:「He is not able to swim fast.」
(彼は速く泳ぐことができません)
疑問文:「Is he able to swim fast?」
(彼は速く泳ぐことができますか)
答え方:「Yes, he is. / No, he is not.」
(はいできます / いいえできません)
もう説明も要らないと思いますが、
否定文 → be動詞の後ろにnotを入れる。
疑問文 → be動詞を主語の前に出す。
答え方 → be動詞を使って答える。
になります。
以上ここまで「can」について説明してきましたが分かりましたか?
一つ言い忘れていたことがあります。
ここで挙げた例文の意味を「〜することができます」と訳していますが次のようにしてももちろんOKです。
「泳ぐことができる」 → 「泳げる」
「走ることができる」 → 「走れる」
「使うことができる」 → 「使える」